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2019年8月

ジジのマジック

 マジシャンと言えるほどの大技の持ち主ではなく、子供だましのテーブルマジックが少々できる程度で、幼児から小学2~3年生くらいまでなら、楽しませることはできます。

 先日、病院の待合室で、隣に座っていた母親に連れられた男の子が、退屈してぐずり始めました。やたら声をかけても警戒されるかなとは思いましたが、母親と一緒なら気を許すのではないかと、話しかけてみました。

 「ジジがマジックを見せようか」男の子はキョトンとして私の顔を見上げてから、母親の顔を見ました。

 「よかったわね、見せていただきなさい」

 男の子は安心して私の方に向き直りました。

 「じゃあ見せるね」と私はポケットから500円玉を取り出し、右手の親指と人差し指ではさんでみせます。

 「よく見ていてよ」500円玉を左手で取ります。ゆっくり手を広げます。左手は空です。裏を見せますがありません。元に戻してから左手の裏に右手をいれ、ゆっくりと出すと500円玉が現れます。「すごい」母親の声に男の子も目を見張ります。

 「もう一度やるから、よく見ていてよ」といってから、今度は私の首の後ろから取り出します。そして3度目に男の胸のポケットから出してみせます。

 順番が来た男の子は「有り難うございました」と会釈する母親に手をひかれ、振りむいて手を振りながらニッコリして診察室に向かいました。

 ジジとしてはいいことをした気分でした。

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夏だ!百日紅だ!

Img_7786  久々に広がった夏の青空にピンクの百日紅が映える。

 Img_7785 雨こそ降らなくとも、太陽は顔を出さない日が続いていたが、日本列島に梅雨明けが報じられた翌日、種子島にも夏の青空が広がった。

 

 ところが全国的に35度以上の真夏日となって、どこのテレビ局でも熱中症注意報を繰り返している。年寄りともなれば、ちょっと体を動かしただけで汗まみれ。若いころとは違い、体力の消耗も激しい。

 「世の中思うようにはいかないわね」

Img_7784  勝手な人間どもの愚痴をよそに、百日紅が夏の青空に向かって咲き誇る。

 

 「そうね、花たちは私たちを楽しませてくれているのだから、文句ばかり言わずに、感謝の気持ちも忘れないようにしなくっちゃね」

 百日紅を見上げて元気づけられたカミさん、立ち上がって掃除機を手にして力強く言った。

 「邪魔だから、そこどいて」

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