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2018年9月

猫の深謀遠慮

 猫のイークンは、自分専用の出入り口ができて半年ほど経った酷暑の昼下がり、専用の出入り口を使いたくなければ、自分でガラス戸を開けて出られるというのに、母家の4畳半のガラス戸を「開けてくれ」と要求したのだ。

 

 「折角出入り口があるのに、どうしたんだいイークン」

 声をかけも無視。開けてくれるまでガラス戸の前で座り込み、こちらの顔を見上げているので、たまには開けてもらいたいのだろうと解釈して開けてやった。イークンは「それでいいんだよ」という態度で出て行った。

 

 その夜カミさんがイークンの思いがけない行動を、嬉しそうに語った。

「イークンはね、アタシが玄関先の階段にある鉢植えの手入れをしていたら、アタシの足の上に前足を乗せて、草を食べ始めたのよ。階段は太陽の熱で焼けていたので、一本だけでも熱くないようにしたんでしょうね、感心しちゃった」

 

 そういえば玄関先からた出て行くとき、片足を交互にもちあげてはプルプルと振っていた。それを思い出して謎が解けた。イークンは庇のある母家のガラス戸の方から出れば、焼けるような暑さの上を歩かなくてすむと考えたのに違いない。

 

深謀遠慮はオーバーにしても、イークンなりに知恵を働かせているのだ。

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島は赤・白・黄色

 Img_7219九月中旬も半ばを過ぎたというのに、まるで真夏並みの暑さ、太陽が煌々と照りつかる中、狭い庭ながら赤い彼岸花があちこちで秋を演出している。

 

 その隣では黄色のパキスタキスが存在を主張している。この花は春先から咲き始め、そろそろ姿を消す頃なのだが、どっこい種子島ではまだ健在だ。

 

Img_7213 少し離れたところで彼岸花がもう一かたまり咲き誇っている。こちらのすぐ脇では、純白のハイビスカスが「私も忘れないで」というように見下している。

 

 スーパーへ買い物に行く奥さんもすっかり顔なじみ。「いつもながら、いろいろ花が咲いていて、素敵ですね」とほめそやしてくれるが、その度にカミImg_7216 さんは「まとまりがなくて……」と言いわけをしている。それでも「ここを通るのを楽しみにしています」と言われると「ありがとうございます」とちょっぴり得意気。

 

そして「春、夏、秋の花が同時に楽しめるのは、種子島ならではね」とにっこり。

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九月のオガタマ

 Img_7210_2 天候不順が続いている。北海道は大地震に見舞われ、西日本、東日本では豪雨が暴れている。

 ここ種子島もスカッと晴れた秋の空には、ここしばらくお目にかかっていない。

 

 Img_7207 そんな九月の曇り空に向かって、オガタマが一輪咲いている。例年になくガンガン照りつけた太陽のもとで咲き誇り、芳香と共に楽しませてくれたが、九月も中旬になって咲くなんて、季節はずれもいいところだ。

 

Img_7211 真夏には口をすぼめたような形をして甘い香を放ち、傍を通るものを振り返らせていたものだが、今はたった一輪、それも花弁を大きく開いて咲いている。他にも離れたところの枝に2輪咲いている。

 

花のことは詳しいと自慢しているカミさんも「最近の地球はおかしいはね、あたしの手にはおえません」とお手上げだ。

 

 ちょっと離れたところでは、月下美人が今夜咲かんとばかりに待機していた 。

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