« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

2017年6月

雨の降る日は……

 今日も雨……雨空を見上げながら昔のことを思い出す。職業軍人だった父は終戦後開拓団に入植した。慣れない農作業で収穫はゼロ。貧乏のどん底生活の中、私が中学を出たら、父は1町2反の畑を母と私に任せて勤めに出てしまった。貴重な働き手となった私は、雨の日も陸稲(オカボ)の草取りに駆り出されていた。

 

 南国の梅雨は台風並みの豪雨になったり、雷鳴まで轟くが、関東にいたころの梅雨はジトジト雨が通り相場だった。雷が鳴れば梅雨明けが近いことを感じたものだった。それでもときには大雨になる。そんな時は工業高校を出た友人に手ほどきを受けたラジオ作りに取り組んでいた。秋葉原の電気街にも連れて行ってくれた。その当時購入した電気ゴテ、ニッパーなど未だに健在だ。

 

 その延長で社会人になってから音に凝った時期もあった。カーペンターズ、ポールモーリア、ビリーンヴォーン、パーシーフェイスなどをカセットに録音したものだった。クラシックは小品が多かった。

 

誰が言ったか、雨の降る日は天気が悪い……というわけで、この日は50年以上も昔の思い出に浸りながら、別れの曲、カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲などに耳を傾けている。ネコのイークンも目を瞑って、耳だけこちらに向けている。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

江戸中期の建物

Img_6364_2  国登録有形文化財・旧上妻家主屋と門が一般公開され見学した。主屋内部は建築当初の(江戸中期・寛永4年=1751年)の状態をとどめる。表座敷の床の間の壁は板壁で種子島特有のもの。そして、門は主柱を磨き丸太とする腕木門で、鹿児島県内唯一と考えられる丸太造りの武家門だという。

 

 Img_6377_2屋敷内には多数所蔵されていた武具、古文書、民具などの一部が展示された。土曜日ということもあってか、子連れの家族などの見学者が次から次へと詰めかけ、屋敷内は大賑わい。最初の集団に一通り案内を済ませた解説者は、後続の見学者の質問攻めに振り回されていた。子供達は大人とは別行動、特に小中学生たちは武具、民具に見入っていた。

 

 Img_6370_2 ところで、所蔵されていた古文書の中には室町時代のものも発見され、島主の種子島家の記録にもない事柄が記されているものもあり、郷土史研究にとって大変貴重な存在になっている。

 

 鉄砲伝来の地として知られる種子島だが、江戸中期(今から266年前)の建造物が現存、そして宇宙時代の最先端を行くロケット基地があり、戦国時代と宇宙時代の両方が存在する島でもある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ド根性ニンニク

 Img_6354_2 本来ならば垂直に伸びるはずの茎が、どういうわけか地面に向かって下がってきてから再び上に向かって伸び、その先に丸いニンニクの花が乗っている。暴風雨で横倒しにされそのまま茎をのばしたのだが、このままでお終わってなるものかと、ド 根性で上に向かって茎を伸ばしたに違いない。

 

Img_6352  その横ではハイビスカスの葉の間からコンロンカが顔を覗かせている。ガクが白い葉のようにみえ、花は5弁で黄色い星型をしていて、九州南部以南に咲く。(ネットで検索)

 

 花にしては地味で葉にしては派手……といった感じのひとかたまりImg_6287 が、門を入ってすぐのところに大きな顔をして頑張っている。カミさんに聞けば花だと言うが、名前は忘れたという。そこでまたネットで検索、キツネノマゴ科のコエビソウ(ベロペロネ)=漢字で書けば狐の孫科の小海老草=と言う名で、元産はメキシコということを知った。 

 

 狭いながらこんな珍妙な花が顔を揃えている我が家の庭である。道行く人が「いろんな花が咲いてにぎやかですね」と声をかけて行くのも頷ける。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

夏の花々

 Img_6323 黄色のスカシユリが一輪ながらきりっとした表情で空を見上げ、その横ではカサブランカこちらを向いてほほえんでいる。隅の方ではガクアジサイが、まるで私たちはここにいますと言っているかのように咲いている。母家の縁先では鉢植えのダリアが赤い顔を揃えている。

 

Img_6331 我が家は亡母が居住していた築70年以上にもなる母屋と、私たち夫婦が移住してきた21年前に建てた家を中で繋いだ2軒長屋風になっているので、庭も横長で狭い。そんない所で夏の花が、健気にもそれぞれ自分の存在をアピールしているのだ。

 

Img_6336 その花たちを一つずつカメラに収め、写真にして並べてみると、広々とした豪邸の庭先に咲いた花々を写したような気分になる。

 

 カミさんはそんな花々をフォト葉書きにして、札幌や千葉県の船橋市の旧友に近況報告をするのを楽しみにしている。今回は桜島、鹿児Img_6341 島市内から西之表市内の従姉妹たちにも送ると大張りきりである。これも老夫婦にとってはボケ防止策の一つではある。

 

妹たちにも送ると大張りきりである。これも老夫婦にとってはボケ防止策の一つではある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »