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2017年4月

太陽と花と老夫婦

Img_6247  久々に巡ってきた好天に、老夫婦は午後になってから買い物に出かけた。私は運転手係として同行した。歩行時は杖をついているが、スーパー内ではショッピングカーを杖代わりにして、カミさんの後に従う。

 

Img_6243 買い物を済ませて家に帰りつき、門を入るとすぐアブチロン(正式にはウキツリボク)が迎えてくれる。道行く人も「下を向いているところが可愛いですね」と声をかけてくれるほど、たくさん花をつけている。

 

Img_6239_2 玄関に向かう途中で、青リンゴに似た甘い香りがふわーっ漂って来る。あまり数多くは咲いてないが、小さなふっくらとしたクリーム色の花が、存在を誇示するように濃厚な香りを放っている。カミさんは西之表の小学校に6年までいて、オガタマの花を一輪ポケットに入れて登校したそうだ。

 

 Img_6259_2 玄関前に来ると、今度はオガタマとは異なる甘い香りが漂って来る。二段の棚があり、上の段にはピンク、下の段には白のギンギアナムが咲き誇っている。

 

買い物を詰め込んだレジ袋をどさっと置いてから二人して深呼吸。太陽と花の香りと……南の島の老夫婦のワンカット。

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島の坂…上りきったら黄一色

 Img_6224中種子から西之表に向かう途中で、国道58号線沿いに並行している山道に入ると、下っては登る坂道が幾つもある。それも、それぞれがかなり急である。その一つ、住吉地区の横にあたるあたりの坂を上りきった途端、あたり一面真っ黄色に……とはちょっとオーバーにしても、それに近い風景が眼前に迫ってきた。カミさん思わず「ワオー」

 

Img_6236  球根採取用の黄色のフリージア畑が道の左側に広がる。道路の右側には一望できるように木製の見晴らし台が設定されている。フリージア畑のはるか先には岬が見え、砂浜に白波が打ち寄せている。カミさんはカメラマンを気取って、両手の親指と人差し指で切り取り枠を作り「うーん、絶景」

 

Img_6230  屋久島と比較して種子島は平坦な島と評されているが、西之表は山あり谷ありで、意外と坂道が多い。見晴らし台から望めば、眼下にフリージアの黄色一色、そして遠目には砂浜を噛む白波。

 

 「孫たちにも見せてやりたいなあ。私たちだけで見るなんてもったいないわね」カミさんは感激の面持ちでつぶやいた。

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80歳はヤバイ!?

 昨年80歳を迎えた。船橋に子供が二人住んでいるのだが、特別な用もないのに弟の方が昨年の4月、5年ぶりに来た。それとなく老夫婦の様子を見に来たようだ。歩くときは杖を手にしている私だが、車の運転は続けている。中種子に向かい国道58号線を走っていたら「お父さん80キロも出ている、ヤバイよ」と注意された。

 

そして今年4月に入ったら姉が来た。3年ぶりだが、やはり特別な用はない。話のついでのようではあるが「お父さんの運転は右側への注意が足りない」とカミさんに告げたそうだ。弟から様子を見に行った方がいいといわれたのではないかと、気を回したくなる。

 

 姉が帰ったかと思ったら、何と今度は11歳年下の私の末の弟が10年ぶりに来た。千葉市で看板業を営んでいるのだが、仕事は若い者に任せて自分は会長に納まり、時間にも余裕が出たし、今年70歳になることもあって来てみたという。

 

Img_6222 天候に恵まれず、種子島空港は濃霧で欠航、急きょ高速船に乗り換えて到着、第一声が「12時間がかりで着いた。種子島は遠いことを実感した」だった。昔話に花が咲いた二泊三日だったが、運転に関しては「80歳にしてはうまい」といいながらも「荒い」付け加えた。そして帰る際には「あれだけ食欲があればまだ大丈夫」と言い残して機上の人になった。

 

 偶然とはいえ、はるばる関東から身内が3人も立て続けに来島したことで”80歳はヤバイ年齢”と思われていることを感じた。

 

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