« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月

緑色と黄色の桜

027 種子島の西之表市の古田中学校は、中学校統合のため3月末で閉校された。校舎の横に緑色の桜(御衣黄=ぎょいこう)と黄色の桜(鬱金=うこん)が咲いていた。南国特有かもしれないが、種子島の桜は咲きながら、葉も出てくる。

022_3この二本の桜もそうだ。白に近い淡い緑のほかに薄ピンクや白い花 びらも見える。太陽光の当たり具合によって、葉の緑が反映するのかとも思ったが、そうではないらしい。鬱金のほうは薄い黄緑色だ。

古田中学校は62年の歴史の幕を閉じたのだが、この桜は平成8年の第49回卒業生たちが植えた卒業記念樹である。学童と共に暮した13年間を思うとき、ふと菅原道真公の歌を思い出した。

東風吹かば匂いおこせよ梅の花 

      あるじなしとて春な忘れそ

023_4 カメラに収めた後、幹に手を置き「また来年も見に来るからね」と声をかけた。緑の桜は一陣の春の風に、小枝を揺らした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

さあ!藤の出番

 011_2 時ならぬ寒波も去り、気温も急上昇。つい先ごろまでは桜が咲いていだ嘉永山の麓を通ったら、今度は私の出番といわんばかりに、藤が咲き誇っていた。手入れの行き届いた藤棚もきれいだが、人の手の入らない自然のままの藤も鮮やかだ。

周囲を緑に取り囲まれ、春独特の霞がかかったような空の下、西之002 表港のほうに傾いた陽射しを受けて、薄紫が一段と映える。

カメラを向けていると、通りかかった車も速度を落とし、見上げて行く。子供を乗せた若い奥さんが、ほんのひと時車を止めてフジを指差し、子供に示す。子供は窓から顔を出して見上げる。奥さんは嬉し009 そうにニッコリ、私に軽く会釈して走り去った。

なんとなく、いいことをしたような気分になった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »