緑色と黄色の桜
種子島の西之表市の古田中学校は、中学校統合のため3月末で閉校された。校舎の横に緑色の桜(御衣黄=ぎょいこう)と黄色の桜(鬱金=うこん)が咲いていた。南国特有かもしれないが、種子島の桜は咲きながら、葉も出てくる。
この二本の桜もそうだ。白に近い淡い緑のほかに薄ピンクや白い花 びらも見える。太陽光の当たり具合によって、葉の緑が反映するのかとも思ったが、そうではないらしい。鬱金のほうは薄い黄緑色だ。
古田中学校は62年の歴史の幕を閉じたのだが、この桜は平成8年の第49回卒業生たちが植えた卒業記念樹である。学童と共に暮した13年間を思うとき、ふと菅原道真公の歌を思い出した。
東風吹かば匂いおこせよ梅の花
あるじなしとて春な忘れそ
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