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2009年1月

ヒカンザクラ

015_3 ここ2~3日雨が続いた。久々に太陽が顔を覗かせたので、毎年観賞しているヒカンザクラを見に出かけた。そこは我が家のほうから行くと、元種子高の正門の真向かいの坂を上がり、本城址を過ぎた急な坂道の途中にある。

013 その昔は種子島家の重臣のお屋敷があったと思われる土手の中腹から、路地に覆いかぶさるようにして咲いている。

カメラを向けていたら、道の反対側の家の若い奥さんが、丁度出先から帰ってきて「ここから見るときれいですよ」とわざわざ庭に招き016_2 入れてくれた。ヒカンザクラを愛でる心が通い合った。

ほのぼのとした気分になって引きあげようとしたら、今度は持主のご主人が犬の散歩で通りかかった。そこでヒカンザクラ談義に花が咲く。

ご主人によると、鞍勇(くらざみ)のほうにも、ひと抱えもある太い見事なヒカンザクラの古木のあるお宅があるという。鞍勇はここより少し気温が低いため、開花時期が遅れるそうだ。そんな話を聞くと、種子島も広いと思う。

もう寒波が来ることもないであろう。ひと雨ごとに暖かく……を実感した。

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メジロのうたた寝?!

  012 「ほら、見てみて、またメジロが来ている」

カミさんがヒソヒソ声で指差す先を見ると、小鳥が縁側でうずくまっている。目をつむり、身体を膨らませ、じっとしている。大急ぎでカメラを引っ張り出し、ソローリ、ソローリ近づき、ガラス戸越しにパチリ。

009 まだ気がついていないようなので外に出て遠くから撮る。少し近づく。まだ目をつむっている。正面に回ってみる。そこでパチリ。そのシャッター音で目を覚ましてしまった。膨らんでいた身体をすっきり整え、しゃきっとした姿勢になって、首を高くして辺りを見回す。私と目があった。

007 「これはいかん」というように、さっと素早く飛び立ち、目の前のマツリカに飛び移り、私を一瞥して飛び去った。

小枝で花の蜜を吸っている姿はよく見かけるが、すぐ目の前で安心しきって眠っている姿を見たのは初めて。そんな姿をみて、なんだかメジロと友達になれたような気分になった。

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引き取った風邪

咳がひどかったので、肩と膝痛のリハビリで定期的に通っている病院に、マスクをしていった。

「あら、アタシより先に風邪をひいたのですか?」

看護助手さんが、なんと嬉しそうに声をかけてきた。

実をを言うとこの助手さん、毎年真っ先に風邪をひいて、流行の先端を切っていると、冷やかされていたのだ。

「あなたのひくはずだった風邪を、私が引き取ったんですよ」

「そうだったんですか。それはそれはご親切にありがとうございます。本当ならとっくにひいているのに、どうもおかしいとは思っていたんですよ。おかげで私はこの通りピンピンしています」

最敬礼をしてお礼を言われた。いつもなら鬼の霍乱と冷やかされるところだが、今度ばかりは風向きが違った。

こんなやり取りを周りの患者さんたちはニヤニヤしながら聞いている。マスクをしている人も多い。

3本どころか大量に頭の毛の少ない私がひくくらいなのだから、種子島にも風邪が猛威をふるっているに違いない。

そのうえ世間には不景気風が吹きまくっている。窓から差し込んでくる夕日までが心なしか寒そうだった。

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丑年の初モーで

あけおめ ことよろ002

有識者ならずとも、眉をひそめそうな日本語がまかり通っている。言語が生まれて以来、このような変遷を経て現在に至っているのだと思えば、目くじらを立てることもない? というわけで私も使わしてもらった。

007 元旦は太陽が雲隠れ、冷たい風が吹きまくっていたので家から一歩も外へは出なかった。2日は、風が冷たかったが伊勢神社へ初詣に行った。一旦家を出れば勢いがつく。帰り道の途中にある名も知らぬ小さな神社に手を合わせあと、春日山(八幡様)八坂神社、栖林神社と、五つの神社を回った。

024_2 そして今日3日は暖かな晴天に恵まれた。カミさんが花里浜(けりはま)まで歩くというので、今のところ左足の指先に力のいらない私だが、カメラを持ってついていくことにした。

途中の小高い丘の上にある宮原(みやばる)神社に参拝する。そこからは坂を下ればすぐ砂浜だ。私は海辺の階段に腰をおろしカメラを構える。カミさんはさらに砂浜を先のほうまで歩く。お仲間が3組ばかり歩いている。

海に目を向けると、遠くに開聞岳がかすんで見える。その手前を快速船がぐんぐんと近づいてくる。水際には夫婦と思われる小鳥が2羽、連れ添って歩き回っている。餌でもあるのか、時々海水の中に嘴を突っ込む。

”トンボの眼鏡” ではないが“青色眼鏡”で撮ってみた。思ったよりきれいだ。自画自賛。カミさん70歳、私73歳になる正月の三が日でした。

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