サンセットコンサート
先日、国際ソロプチミスト種子島が企画した「サンセットコンサート」を聴きに行きました。演奏者はフルートの池田博幸さん、奥さんの泰子さんが歌、ピアノを中村俊子さんという、三人によるミニコンサートです。池田さんはメダカの学校の事務局長としても知られています。
西之表のホテルの8階にあるレストランを借り切って開催されたのですが、演奏が始まって間もなく、水平線の彼方に真っ赤な太陽が沈み始めました。曲の最後にきていたフルートの音が長く響きます。そして次第に細くなり、消えます。そのとき太陽も姿を隠します。まるで絵に描いたような光景です。日常生活とは次元の違う別世界に紛れ込んだような、不思議な気持ちにさせてくれました。ソロプチミストの主催とあって、聴衆のほとんどが女性です。会場は感嘆のため息で揺れました。
そこで池田さんが一言。「サンセットと聞きましたので、なにかセットが三つあるのかと思っていましたが、いま、その意味がわかりました。本当に美しいサンセットですね。種子島の皆さんは毎日こんな美しい景色を眺め られるのですから、幸せですね」
感嘆の後に続いた笑いで、会場は一気に和みます。そして歌とピアノを交えながらの2時間近くの演奏を楽しんだあと「千の風になって」など3曲ほど全員で合唱、ほのぼのムードの中でコンサートは終わりました。
池田さんは、毎日こんなに美しい夕日を見られて……と言っていましたが、決してそんなことはありません。夕日を待ち構えていればチャンスもありましょうが、日々の生活の中では、めったに最高のサンセットには巡り会えません。
後で係りの人から 聞いた裏話ですが、はじめはイブニングコンサートとして進めていたそうです。それが他のイベント重なり、やむを得ず8階に移り、急きょ「サンセットコンサート」に変更したのだそうです。ところが、はじめから企画されていたような、素晴しい夕日を目にすることができたのですから、何が幸いするかわかりません。大ホールとは違い、多少は窮屈な思もしましたが、太陽はそんな思いを吹き飛ばしてくれるに十分なサンセットを用意してくれました。集まったすべての人々が、幸せな気持ちに包まれて、家路についたのでした。 【写真はホテルからではありませんが、我が家の前の道から見た夕日です】
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