オレンジ系の競演

Img_1310  パキスタキスに続いてストレリチアが咲き、さらにマリーゴールドが追いかけてきた。狭い庭の一角で三つのオレンジ系の花が、それぞれ存在を主張している。

 Img_1317 マリーゴールドが咲いたのは今年初めてのこと、最初一輪だけぽつんと咲いていたのだが、三輪~五輪と増えてきたと見ていたら、ここにきてドカッとまとめて開花した。庭のことはすべてカミさんが引き受けているので、種を撒いたのか聞いてみたら、そんなことはないそうだ。

 種を小鳥が運んできたのか、或いは風に乗って飛んできたのかもと、それほど不思議なことではないとい顔つきで言った。

 Img_1320 「南の島には、こんな思いがけない花が咲くことがあるので、好きなのよ」

 20年以上も前に、札幌生活を4年半体験した時、花好きの先輩から鉢植えのハイビスカスの苗を貰ったのだが、枯らしてしまったことを思い出した。そのハイビスカス、種子島では一年中咲いている。ここは花の島であることを実感した。

 

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床の間の月下美人

 Img_1303 これまでに何度も夜には月下美人が咲く状態にあるのを確認しておきながら、忘れて寝てしまったり、テレビに夢中になっていたりで、カメラに収めてなかった。

 Img_8733 この日、間違いなく花開くであろう蕾を見ながら「今夜こそ忘れないようにしなくっちゃ」と言っていたら、それを耳にしたカミさん「何言っているのよ、どうせまた撮れないのだから、可哀そうだけど蕾のうちに切り取って、部屋の中で咲かせてやりましょうよ」

 水を入れた透明の花瓶に2輪、床の間の飾られた月下美人、夕食後の9時ごろ開き始めた。そして6畳間から居間、キッチンにまで、そっくり甘い香りに包みこまれた。

 「たまには部屋で咲かせるのもいいかもね」

 秋とは言えまだエアコンのきいている夜、老夫婦はお茶を注いだ湯のみで、乾杯をした。

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ストレリチア

Img_1253  “果てしない大空と……”松山千春の作詞作曲「大空と大地の中で」の歌いだしである。

 Img_1242 歌いたがり屋の私ではあるが、演歌一本やりの声では歌えそうもないと諦めていた。ところがノド自慢の競演をテレビで見ているとき、自分に似たような声の男性が歌い、高評価を得ていたのを見て、ことによったら自分にも歌えるかも……とおこがましくも考えたのである。

 老人会のカラオケ同好会に参加しており、コロナ禍で中止中だったが。19都道府県に発令されていた緊急事態宣言が全面解除となったこともあって、10月早々から再開されることになった。

Img_1263  そんな中、庭のストレリレチア(極楽鳥花)は、大空に向かって飛び立つ構えを見せている。そのストレリチアを横目に見ながら、耳は確か⁉とうそぶくカミさんのダメ出しを受けながらいつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう“まで自分流ではあるが、

何とか歌い切った。

 マイクを握っても椅子に座ったままで歌わしてもらっている身だが、ストレリチアにあやかって歌いあげたいと待ち構えている。

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白の中に桃色一輪

Img_8700  ピンク・バタフライというハイビスカスは、白の中にピンクが混ざる珍しい種類なのだが、ここ2~3年は白一色ばかり。今Img_8704 年も咲かないのかと半ばあきらめの気持ちを、2カ月ほど前この欄に投稿したばかりだった。

 ここのところ雨天が多く、花もしぼみっぱなしだったが、やっと晴れた日に、生き生きと風に身をゆすっている木々を眺めていた。ハイビスカスに目をやると、ちらっとピンクがよぎった。また隣接の百日紅のピンクだろうと戻ろうとしたとき、一陣の風に揺れた枝の先に、間違いなくピンクの一輪が目に飛び込んできた。

Img_8708  「おおっ、咲いてくれたか」慌ててカメラを持ち出し庭に飛び出した。ヒトツバやキンカンの葉に隠れてよく見えなかったが、何とか撮ることができた。例年だと半分ピンクなども混じって変化をみせてくれたのだが、今年はそっくりピンクが一輪だけ。

 少し動いただけで汗が噴き出る暑さの中、絞るほどの汗をかきながらの撮影。それでも久々のピンク・バタフライと対面出来て大満足である。

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四季咲きオガタマ

Img_8686  秋とは名ばかり…9月初旬の蒸し暑い夕暮れ時、ふと縁側のすぐ前のオガタマノキの上のほうに目を向けたら、なんと花が咲いていた。 

 早速花に詳しいと自負しているカミさんに聞いてみた。

Img_8691  「オガタマって咲くのはいつ?」

 「何言っているの、春に決まっているでしょ」

 「今咲いているのは返り咲き?」

 Img_8695 目の前に咲いている花を指さした。

 「うーんとね、確か春と秋に咲く四季咲きの種類があるとは聞いているけどけど…ネットで調べてみたら?」

 最近のカミさんは味を占めたのか、何かというとすぐ「パソコンで検索してみてよ」という。

 早速検索、あった。中国原産のカラタネオガタマという名で、春と秋の年二回咲く四季咲きの珍しい品種として紹介されていた。写真を見ると、確かに似ている。

 「ことによったら、家のはそのカラタネオガタマかもよ。すごいじゃん」

 珍しい品種とあって、老夫婦は興奮気味である。

 

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ジャスミンの香再び

 Img_8681 前回5月に咲いたニオイパンマツリが9月に入った今日も、また咲いている。

上下二段に丸く刈り込んである上段のほうに、前回ほど多くはないが、紫と白い花が半々ほどで咲いている。    

 Img_8679 東側は二階建てのアパートが建っているので朝日には恵まれていないが、西日はたっぷり浴びている。午後5時過ぎ、日記をつけている部屋からガラス戸越しにその姿を眺めると、時折流れる風に枝をゆすって、にこやかに笑っているように見える。

 夕方とはいえ風はまだ生暖かい。かみさんは汗をふきふき庭に水を撒いている。

 夫君が民生委員を務めているかみさんの従妹が、買い物がてら様子を見に立ち寄ってくれる。ニオイパンマツリは腰掛ける縁側の目の前だ。陽が沈んでからではないと香りは強くならないが、老夫婦に「元気が何より、じゃあね」と手を振って帰っていった。時には晩のおかずも作って持ってきてくれる、ありがたい存在だ。

 夕日とニオイパンマツリと、従妹がサツマイモのテンプラを持ってきてくれたし…今日もいい一日でした。

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85歳出たとこ勝負

 インスタントコーヒーを淹れようとしてお勝手にいった。カップを探したら居間のテーブルに置いたまま来てしまった。ヨチヨチ歩きの身、面倒だがとりに行かねばならない。そこへ丁度カミさんが通りかかった。

「悪いけど俺のコップを持ってきて」

カミさんは気軽に手に取り、そのままこちらに向かおうとしたが、足元には座布団が二枚重ねて置いてある。カミさんはくるりと振り返り、テーブルを一回りして持ってきた。

 

「そんな座布団ひとまたぎでしょう、超えてきなさいよ」、

「それが出来れば苦労しません」

85歳と82歳の老夫婦は、顔を見合わせて苦笑い。

 

「無理を通さず出たとこ勝負。とう、メイゲンだろう」

「迷う方の迷言でしょう。自分でコップを忘れたのに、呑気なもんだわね」

「それじゃあ『無理は禁物、全て成り行き任せ』てのはどう?」

「どっちにしても、あんまり代わり映えしないわね」

 

コロナと熱中症を恐れて、自宅謹慎中の老夫婦でした。

 

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ピンク・バタフライ

 Img_5908 Img_5232 我が家の庭の白いハイビスは、年によって花ビラにピンクが混ざることがある。

 ネットで検索すると、ハイビスカスには250 の品種があり、その中にピンク・バタフライという種類があり、突然異変として、白にピンクの花が混ざって咲くことがある、と説明してあった。

 そこで、過去に撮影した画像を引っ張り出して見た。4輪まとめて咲いた年もあったが、多くは白とピンクが半々だったり、1~2輪混ざる程度である。そしてここ3~4年は姿を見せてない。

 もうそろそろ今年あたり混ざってもよさそうだがなあと、上の方に目を向けてみたら、ピンクがチラッと揺れた。

 ……おっ、咲いたかな……

 傍に行ってみたら、隣接している百日紅のピンクだった。

 ウーン、残念。

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月下美人ゴメン

 夕方、月下美人が玄関前に2輪、ニオイバンマツリの隣で6輪、その夜に咲く状態にあるのを確認しておきながらすっかり忘れて寝てしまい、翌朝しぼんでうなだれている姿を目にして「しまった」と気がついても後の祭り。

 こんなことを今年はもう3~4回繰り返している。これまではあっちこっちに顔を向けてカメラに収めにくかったのであきらめもつくが、今回はすべてこちらを向いてくれていたので、バッチリ撮れると期待していた。それなのに失念してしまったのだ。

 「あ~あ、歳は取りたくないわねえ。月下美人さんごめんね」

 そういうカミさんだって、今夜咲くことは承知していたのだ。一言注意してくれたらよかったのにと思っても、それをいうわけにはいかない。

 前の晩には、一凛だけ切り取って神棚に飾り、芳香を楽しんだのが、せめてもの慰み。

 「9月ごろまで咲いてくれるから、次には見逃さいでね」

 カミさんに慰められたが、84歳とはいえ、なんともお粗末な話。

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玉すだれ

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 沖縄の梅雨は明けたと報道された日、種子島は今にも降りそうな空模様だ。そんな日の午後、リハビリの治療を終えて帰ってきたら、まるで待ち構えていたかのように陽がさしてきた。その日差しの下で玉すだれが咲いていた。

 ほんの10分ばかりのところから、車を運転してきたのだが、それだけで汗びっしょり。それでもせっかく咲いているのだからと、そのままの格好でカメラを取ってきた。

 Img_8628 急に太陽が顔を出したので、玉すだれは中途半端な半開きの状態で咲いているが、一輪だけ大きく花びらを広げていた。

 まるで「迷わずに思い切って咲けばいいのよ」と言っているかのようだ。太陽はほんの僅かの間だけ顔を見せただけで、撮り終わったころには雲に顔を隠してしまった。

 邪魔者がいない間に部屋に掃除機をかけたカミさんも汗びっしょり。二人して汗まみれのシャツを脱ぎ捨て、ほっと一息。

 何をばたばた動き回っていたのよ」というかみさんに玉すだれの写真を見せた。

 「ちょうど晴れてよかったジャン。それじゃあ一服しましょうか」

  そう言ってお茶を入れるためにお勝手に向かった 

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