ピンク・バタフライ

 Img_5908 Img_5232 我が家の庭の白いハイビスは、年によって花ビラにピンクが混ざることがある。

 ネットで検索すると、ハイビスカスには250 の品種があり、その中にピンク・バタフライという種類があり、突然異変として、白にピンクの花が混ざって咲くことがある、と説明してあった。

 そこで、過去に撮影した画像を引っ張り出して見た。4輪まとめて咲いた年もあったが、多くは白とピンクが半々だったり、1~2輪混ざる程度である。そしてここ3~4年は姿を見せてない。

 もうそろそろ今年あたり混ざってもよさそうだがなあと、上の方に目を向けてみたら、ピンクがチラッと揺れた。

 ……おっ、咲いたかな……

 傍に行ってみたら、隣接している百日紅のピンクだった。

 ウーン、残念。

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月下美人ゴメン

 夕方、月下美人が玄関前に2輪、ニオイバンマツリの隣で6輪、その夜に咲く状態にあるのを確認しておきながらすっかり忘れて寝てしまい、翌朝しぼんでうなだれている姿を目にして「しまった」と気がついても後の祭り。

 こんなことを今年はもう3~4回繰り返している。これまではあっちこっちに顔を向けてカメラに収めにくかったのであきらめもつくが、今回はすべてこちらを向いてくれていたので、バッチリ撮れると期待していた。それなのに失念してしまったのだ。

 「あ~あ、歳は取りたくないわねえ。月下美人さんごめんね」

 そういうカミさんだって、今夜咲くことは承知していたのだ。一言注意してくれたらよかったのにと思っても、それをいうわけにはいかない。

 前の晩には、一凛だけ切り取って神棚に飾り、芳香を楽しんだのが、せめてもの慰み。

 「9月ごろまで咲いてくれるから、次には見逃さいでね」

 カミさんに慰められたが、84歳とはいえ、なんともお粗末な話。

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玉すだれ

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 沖縄の梅雨は明けたと報道された日、種子島は今にも降りそうな空模様だ。そんな日の午後、リハビリの治療を終えて帰ってきたら、まるで待ち構えていたかのように陽がさしてきた。その日差しの下で玉すだれが咲いていた。

 ほんの10分ばかりのところから、車を運転してきたのだが、それだけで汗びっしょり。それでもせっかく咲いているのだからと、そのままの格好でカメラを取ってきた。

 Img_8628 急に太陽が顔を出したので、玉すだれは中途半端な半開きの状態で咲いているが、一輪だけ大きく花びらを広げていた。

 まるで「迷わずに思い切って咲けばいいのよ」と言っているかのようだ。太陽はほんの僅かの間だけ顔を見せただけで、撮り終わったころには雲に顔を隠してしまった。

 邪魔者がいない間に部屋に掃除機をかけたカミさんも汗びっしょり。二人して汗まみれのシャツを脱ぎ捨て、ほっと一息。

 何をばたばた動き回っていたのよ」というかみさんに玉すだれの写真を見せた。

 「ちょうど晴れてよかったジャン。それじゃあ一服しましょうか」

  そう言ってお茶を入れるためにお勝手に向かった 

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赤い満月

Img_8607_new  「真っ赤な満月が出ているわよ」

 玄関の鍵を閉めに行ったカミさんが戻って来るなりに言った。

 「あんなに赤い月を見たのは初めてよ」

 慌ててカメラを手に外に飛び出した

 赤い満月がスーパーの屋根の上に顔を見せてる。これまでにも名月など、満月の写真は度々カメラに収めてはいたが、こんなに赤い月は私も初めて目にした。

 時は6月の25日の夜9時。一年を通して、満月にはそれぞれアメリカ先住民がつけた呼び名があることは知っていたので、ネットで改めて検索してみた。

 「ストロベリームーンという名がついていたよ」

 「あら、素敵な名前じゃないの」

 自分が発見⁈したので、カミさんはちょっぴり得意げだった。

 

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我が家の夏至の庭

 Img_8586 高曇り模様の空から、カンカン照りではないが、西に傾いた陽がさしている。

 トルコキキョウが太陽に顔を向けて咲いている。

 少し離れたところでは、カサブランカも花びらをいっぱいに広げている。

 Img_8588 塀際に目を向けると、アガパンサスが庭を見下ろしている。

 狭い庭ながら、それぞれが精いっぱいにおのれの存在をアピールしている。夏日とあって少し動いただけで、汗が噴き出る。

  立ったままではカメラの操作ができないので、椅子を持ち出しての撮影。それでもアングルが気に入らないと地面に腰を下ろImg_8590 す。雲が切れて陽が照り付けてきた。暑い。高齢になると、夏のほうが体力の消耗は激しい。

 何とかカメラに収めて部屋に上がる。まずシャツを着かえる。左肩が痛むので、肌に付着しているシャツを脱ぐには、カミさんに助けてもらわなくてはならない。とはいえ、ブログを1本仕上げるのも私にとってはリハビリの一つ。パソコンを動かせるうちだけでも頑張らなくては。

 

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黄色いユリの花

 Img_8558 庭いじりが趣味のカミさん、これまでは草むしりも楽しみながらやっていたのだが、7月の誕生日がくれば82歳になるとあって体力が落ちたようで、最近ではすっかり仕事にしている人に任せている。今回も5月の末に頼んだ。狭いとはいえ女性一人だと2日がかり。きれいになった庭を見渡して「きれいになった」と一安心。

 Img_8560 たった1本しかない黄色い花を咲かせるスカシユリだが、青空を見上げて、気持ちよさそうに身をゆすっている。

『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』

 Img_8568 芍薬も牡丹も美しい花で、百合は清楚な花であることから、美人の立ち居振る舞いを花に見立てて形容することばとして古来より知られているが、洋装、和装に限らずすらりとした体の、楚々とした女性の姿を思い浮かべながら、スカシユリを眺めていたら、カミさんが目の前を横切り、現実に呼び戻された。

 きれいになった庭に咲く、黄色いスカシユリを愛でながらのひと時。

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白いアマリリス

 Img_8543 北国では大粒の雹が降ったという日は種子島でも夜は冷えたが、その翌日はからりと晴れ上がり、初夏の日差しが島を占拠した。

 Img_8535 我が家の狭い庭の白いアマリリスも花弁を元気に開いた。東側にはヒトツバの木が枝を広げているため、アマリリスの多くは顔を西に向けている。赤の後はわれらの出番と西日が差してきた午後、晴れがまし気に咲いている。

 足の不自由な私がごそごそ動きだしたので「何をしているの」とカミさんが出てきた。

Img_8546 「アラ、ナゴランもきれいに咲いているじゃないの、カメラを貸して」と言って、アマリリスの後方で、ヒトツバに寄生しているナゴランをアップで撮った。

 西之表市の病院にもコロナ感染者が入院している。アマリリスとナゴランを眺めながら、ワクチンの接種を待っている老夫婦ではある。

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赤いアマリリス

 Img_8499 カラッと晴れた日が一日あったが、その後はまた雲の多い日が続いている。この日も雲が覆いかぶさってはいたが、夕方近くになって日が差してきた。その西日を受けて赤いアマリリスが輝いた。

 庭に水を撒いていたカミさんから「アマリリスがきれいだわよ」と声がかかった。少しでも豪華に見せようと、離れ離れの鉢を二つ寄せてパチリ。

Img_8511 二鉢ではちょっと寂しいけどね」とカミさん。

「アラもう起きてもいいの?」

様子を見に来てくれた従姉妹がカミさんに声をかけた。実はカミさん二日前の朝、起きたらめまいがして診察を受け、点滴を打ってきたのだった。

Img_8513 「うん、大丈夫よ、激しい動きは控えているけどね」

 関東にいたころには「遠い親戚より近くの他人」などと言われていたが、種子島では“石を投げればケナー(親戚)に当たる”といわれるほど身内が多い。血がつながっていなくても、少しでも縁続きならケナーになる。カミさんは従姉妹の見舞いを受けて笑顔を取り戻した。

 アマリリスも大きな花弁を精一杯広げていた。

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小さい春

Img_8484 我が家の小さい庭にも春の花が咲いている。

Img_8493 つい先ごろ吹き荒れた激しい雨と風を、庭の隅のほうで避けていたアマリリスが咲いた。私は近寄るとよろけてしまいそうなので、かみさんにカメラを渡して撮ってもらった。

こだわりの卵生産業の奥さんが卵を届けに来て、81歳のかみさんが一眼レフを手にしているのを見て「すごいですね」と目を見張る。そして「いつもきれいな花が咲いていていいですね」と言ってから立ち去った。

Img_8492 椅子を持ち出して腰を落ちつけてオガタマにカメラを向けていたら、キアゲハが舞い降りてきて、すぐ隣の山茶花の葉にとまった。キアゲハは羽休みをしているかのように動かない。そろりそろりと体の向きを変え、カメラに収めることができた。

通りかかった裏の奥さんが「お花見ですか」と声をかけてくれた。小さい庭で小さい春を楽しむ老夫婦の昼下がり。

 

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ダジャレ夫婦

 家族が一人いなくなって(8年間一緒に生活していた猫のイークンが突然天国に召されて)一カ月が過ぎた。洗濯物についたいる毛を1本見つけると「イークンの毛があった」と手にとって、しげしげと見つめている老夫婦だが、いつまでもくよくよしていてはイークンも浮かばれないと、イークンに言い聞かせていたダジャレを、なるべく使って、気を紛らしている。

 

 イークンの毛がすくなくなったと言いながら、掃除機をかけ終わったカミさんが言う。

 「お茶にしましょうか、お茶菓子は何にする?」

 「そうだね、トウブンがいいね」

 「体のためにはトウブンは控えた方がよくない?」

 「じゃあさ、4トウブンに分けて、4分の1にしてよ」

 「ウーン、4トウブンときたか。イークン、何とか言い返せない?」

 「そんなこと言われたって困るよな、‐イークン」

 

 「イークンは天国でもお友達がたくさんできたかしらね」

 「昨夜はみたこともない猫が大勢寄り集まって、家の周りを取り囲んでいる夢を見たよ。だけどイークンはいなかったなあ」

 「まだ馴染んでないのかもね」

 結局は天国にいるイークンを話に引きずり込んでしまう老夫婦だった。

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