梅雨を彩る花々

 Img_8180 そろそろ梅雨明けかと思わせるような晴れた日、我が家の庭では、この時期の花が咲いてます。Img_8162日日草(ニチニチソウ)紫君子蘭(アガパンサス)玉すだれ(ゼフィランサス)たちです。

 種子島も駐車場のあるスーパーストアが幅を利かしていますが、商店街にはわずかでではありますが、開いている店もあります。そんな店を見ると、古き良き時代の名残を感じ、つい応援をしたくなります。

 Img_8166 カミさんに花の名前を問えばニチニチソウ、アガパンサス、ゼフィランサスと片仮名で答えますが、古いタイプの私からすれば、せっかく日日草、紫君子蘭、玉すだれという和名があるのだから、その方が種子島には似合うのではないか……そんな気がしました。

 予報では明日からまた雨の日が続きそうです。花弁から雫を滴り落としながら、花たちは梅雨を彩ってくれます。

 

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月下美人が10輪

 Img_8142 狭い庭ながら3カ所に点在する月下美人が、一気に10輪まとめて開花した。

 Img_8137 9時ごろに様子を懐中電灯で照らしてみる。まだ三分咲き程度だ。

 十時過ぎ、もうそろそろ開花するだろうと外に出た。咲いていた。

 カミさんに懐中電灯で照らしてもらい、シャッターを切る。左足に力のはいらない私は、丸椅子に腰かけての撮影だ。位置を変えるときはカミさんに椅子を移動してもらい、夜中の庭をあっちに行きこっちに移動。老夫婦にとっては大仕事だったが、何とか全部撮ることができた。

Img_8134  これまでも毎年咲いてはいたが、2輪だったり3輪だったりの散発で10輪もまとめて咲いたのは、我が家にとっては初めての珍事だ。

 千葉県の船橋市に住む娘に早速メールで連絡した。「是非写真を送って」と返信が届いた。

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アカプルコ

 Img_8112 外は雨、母家の縁側からガラス戸越しに庭を眺める。

 門柱の手前にカサブランカに似たピンクの花が、雨に濡れながらもシャキッと咲いている。

 午後2時過ぎ、傍らで届いたばかりの新聞に目を通しているカミさんに尋ねる。(ちなみに種子島の新聞は正午過ぎに到着すImg_8114 るフェリーに積まれて届くので、それから配達されるため、我が家に到着するのは午後2時を過ぎたころになる)

「ここから見えるピンクの花の名前はカサブランカの仲間なのかい?」

「あれはね、カサブランカと同じ百合の仲間で、アカプルコというのよ」

 Img_8117_new_new 花の名前に疎い私に対して、教師のような口調で答える。

「百合の仲間はコーンなに沢山あって、カサブランカもアカプルコもその仲間なの」

 カミさんは新聞から離れて立ち上がり、両手を広げて大きな円を作った。

 地理にも疎い私だが「アカプルコという地名をきいたような気がするんだがなあ」というと「アラ、よく気が付いたわね。原産地がメキシコ南部の太平洋岸にあるアカプルコという港湾都市なのよ」

 花と地理が得意の分野だと自認するだけあって淀みがない。

 梅雨空の下で咲く花を一緒に眺めながら、高くもない鼻をうごめかすカミさんだった。

 

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フラワームーン

Img_8059_new  深夜零時過ぎ、隠れ部屋風に出っ張った四畳半に立ち寄ったカミさんが「わー、すごい」と歓声を上げた。私も引き返してきて覗いてみた。月光に照らされた畳がくっきりと浮かび上がっている。晴れ上がった夜空には、満月が光り輝いていた。

 「5月の満月をフラワームーンというんだよ」ウエブで仕入れたネタを披露する。「パソコンで調べたんでしょう」カミさんはお見通しだ。

 早速カメラを持ち出して撮った。これまでにも名月など満月は何度か撮ったことがあるが、みな同じに見える。それでも、フラワームーンの存在を知っただけでも収穫だ。

 「こんなにきれいな満月を見たのは初めてよ。それに部屋の中から見られるなんて最高、種子島に来てよかったでしょ」と、ここでも種子島をPRするカミさんだった。

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札幌のアマリリス

 Img_8050 母家の玄関先に白地に薄いピンクの筋が縦に入っているアマリリスが咲いている。このアマリリスは種子島に移住する前年に、札幌で買い求めた球根を持ってきたものだ。23年も前の話になるが、それ以来毎年咲いてくれている。札幌の地下の商店街で買い物をした時のことなどを懐かしく思い出した後、西之表市内のアマリリス巡りをしてみようかという話になった。

 そこで、老夫婦にとって、ただ家にじっとしているのでは足腰が衰えるだけだから、車にでも乗って市内を巡ってみようというImg_8046 ことになった。車に乗っていると空腹になるということは、体が揺れるだけでも、少しは運動になっているのだろうと自画自賛。

 ハイビスカスがいつでも咲いている種子島。そんな西之表市の皆さんは花で飾るのが好きだ。今は市内とは言わず農村の方を回っても、家々には色とりどりのアマリリスが咲き乱れている。カミさんは目にする度に「わーキレイ」を連発する。

 新型コロナが暴れ回っている今、離島に住む老夫婦のささやかな楽しみではある。

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お猫様と私の間柄

 Img_7721_20200430162701 我が家には牡7歳、茶トラのメインク-ン系デカ猫・イークン様が君臨している。4歳のころガラス戸を自分で開けることをマスターしたのだが、開けっ放しのため冬などは部屋が冷える。そこで、鼻先で押し開ける専用の出入り口を設置した。初めのうちは利用していたのだが、最近はそこから出るのは面白くないらしく、ガラス戸の手前で振り向いて「開けてくれ」と私を呼びつける。

Img_7723  そしてお腹を空かして帰宅した時は、自分の入り口を押し開けて入って来て「俺は腹が空いているのだ」とキャットフードを請求する。もたもたしていると目の前に来て私の顔を睨みつけ「早く食べさせろ」とばかりに「ゴアン」とわめく。

 彼の食卓にはカミさんの方が私より近くにいるのだが「ほら、イークンがゴハンだってよ」と私をせかせるから、イークンはそれをいいことに私に噛みつく。これが昼食の場合は、食べ終わったら私から奪った籐椅子で、両手両足を天井に向けておやすみにImg_7728 なる。それから5時間ほど寝て暗くなってから外出だ。その時にはいつのまにか自分のドアから出ていく。お帰りは夜中の11時ころになる。

 この時はまずカミさんに「ただいま」と優しく体を摺り寄せたあと、食卓の前に座り、目を細めて私の顔を見つめ、無言で食事の催促をする。これがイークンと私の日常である。

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ボケ防止にも体力

 Img_8037_new リハビリの理学療法士によれば100人中99人はできるというつま先立ちが私にはできない。腰の手術を3度もして、腰をかばう歩き方が身についてしまい、つま先立ちに使う筋肉を鍛えなかったための結果だそうだ。

  そのため膝を伸ばしての直立が5秒しかできず、立ったままの作業が困難だ。自分の家の花の写真を撮るにも椅子を使わなくてはならない。アヤメを上から写したかったので、高めの椅子に座り、デジタル一眼レフを片手に持ち、その腕を伸ばして液晶画面を見ながらシャッターを切り、何とか写すことができた。アングルを気にする以前の問題だ。

  Img_8032 次にアマリリスを狙った。隅の方で咲いているため、椅子を近くまで持ち込めない。離れたところにからズームレンズで写す。正面からも写そうと移動するのに一苦労。汗びっしょり。

  13年ほど前から始めたブログに載せる写真なのだが、今となってはボケ防止策といった感じ。だが、そのボケ防止策にも体力がものをいうことを痛切に感じている。

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夢のお告げ⁉

 夢は日常の生活に関わった出来事が下敷きになっていると、多くの夢判断の書物に記述されている。だが、私の場合は、見も知らぬ場所で、会ったこともない人との交流がほとんどだ。

 時には知人が登場することもあるが、そんな時は正夢になるのだ。例えば若いころの話だが、友人から「俺は双子の女の子の父親になるんだ」と聞いた。そしてその夜、その友人が双子の赤ちゃんの顔を見ることもなく、この世を去る夢を見た。そしてその通りになった。このように、自分の関わりのある夢を見ると、正夢になることが多いのだ。

 そこで昨夜の夢の話になる。私は週一回診療所にリハビリに通っているのだが、駐車場が狭く、バックで駐車するには、ハンドルを何回も切り返さなくてはならないため、前進のまま駐車する。そして帰る時にはバックで二車線の大通りに出る。

 その場面を夢に見たのだ。帰るには反対側の車線に出なくてはならない。当然バックである。車の来ないいことを確認して出た。ところが一台停車していたのだ。慌ててぶつけないようにハンドルを切った。私の車は手前の車線にはみ出ている。対向車が来た。大急ぎで左側の車線に進めた。対向車は大きく左に寄せて通り過ぎ、危うく事なきを得た。

 そこで目が覚めた。心臓は激しく動悸している。そして、次からは前進で出られるように、バックで駐車しようと心に決めた。これは夢のお告げだったのかも……そんな気がしている。

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甘い香り比べ

Img_8013_20200401203101  東京に32年ぶりに雪が降ったというニュースが流れてから数日後、我が家の庭ではギンギアナムが一斉に咲き始めた。一斉にとはいってもカミさんが毎年少しずつ株分けしたものだから、それほど成長しているわけではないが、それでも小さいながら白とピンクの花が甘い香りを放つ。

 久々に太陽が顔をのぞかせたこの日、洗濯物を取り込んでいたカミさんが深呼吸をして言った。

 Img_8030_20200401203201 「ここまで甘い香りが漂ってくるわよ」

  午後5時過ぎ、我が家の横の路地を駐車場に向かう看護師さんたちにも届いた。

 「あら、甘い香りがするわよ」「ホント、いい匂い」と口々に言いながら通り過ぎた。

 Img_8015 その声がカミさんの耳に届いた。「いまね、看護師さんたちが、いい匂いがするって言いながら帰って行ったわよ」と、嬉しそうに報告。

 向かい側にあるオガタマはもう花弁を散らし始めているが、まだまだ香りは健在、まるでギンギアナムと甘い香を競い合っているかのようだ。

 そして、次にはニオイパンマツリが出番を待っている。

 

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スーパーでの奇遇

 先日、いつも通りカミさんのお供をして(運転手)スーパーへ買い物に出かけました。「アタシはね、お花を買える余裕さえあれば幸せ」が口癖のカミさん、先ず立ち寄るのが生花コーナー。この日買い求めたのは、あまりお気に入りの花がなかったのか、ピンクのカーネーション2本だけでした。

 野菜、果物、魚、肉、お菓子のコーナーを回ってレジへ、支払いを済ませて出たところで、カミさん「あーら、かわいい」と目の前の乳母車に駆け寄りました。満1歳を過ぎたくらいの赤ちゃんと目が合ったのです。

 母親に会釈をした後、自分の人差し指を握らせて「可愛いね」と微笑みかけました。すると赤ちゃんがニッコリ。「アラ、笑ってくれたの、ありがとう。じゃあこのお花あげるね」とカーネーションを握らせました。

 後日、そのスーパーに行ったとき、顔見知りの奥さんから声をかけられました。「この前、赤ん坊にカーネーションをあげなかった?」「ええ,あげたけど……」「やっぱり、その赤ん坊は私の孫だったのよ」「えーっ、どうしてわかったの?」「娘がまだ独身だったころ、私と立ち話しをしたことのある人だったようだって言ったので、ことによったらと思ったのよ」「へー、まさに奇遇だわね」

  二人して「世の中、狭いもんね」と大いに盛り上がっていました。

 

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