新し物好き

 Img_8267 処方箋薬局から薬を受け取って帰ってきたら、庭の真ん中どころに、薄いピンクと紫が混ざったような色をした見慣れない花が咲いていた。百日紅に似ているが、この辺りでもあまり見かけない色だ。早速カメラに収めてカミさんに見せ、花の名前を尋ねた。

「なんだ、百日紅じゃないの」やっぱりと思いながらも、あの場所でこれまでに咲いているのを見たことがないと食い下がる。

Img_8269 「3年前くらいに、花屋さんで鉢植えを見かけて、うちにない色だったから買ってきたんだけど、咲き終わったので鉢からから出して植えておいたのよ。それが今年になって咲いたというわけ」

 もっとも、このカミさんの新しもの好き効果で、通りがかりの奥さんが「お宅の庭はいつも何か咲いていて素敵ですね」と声をかけていくほど。それがカミさんの喜びでもあるのだ。

 「ブログネタにはならないかな」「そうねえ、それほど珍しいという程でもないけど、いいんじゃないの」

 カミさんはあまり乗り気ではなさそうだったが、せっかく写真も撮ったことだし、投稿することにした次第。

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バス停にベンチ

Img_8246  我が家の庭の前に市内循環のバス停が都合により移動してきた。我が家の庭は歩道より1メートルほど高くコンクリートで仕切られているため、ベンチを置くと通る人の邪魔になる。仕方なしに乗客は立ったままで待機する。

 循環バスを利用する人はお年寄りが多い。時にはは腰の曲がった老夫人の姿を目にするが、我が家の縁側にでも腰を掛けて頂こうかという気にもなるが、誰もいないとバスは止まらずに通り過ぎてしまうのではないかとも思われ、そうもいかない。

 そこで市役所に電話してみた。ところが、それから4日ほどたったら、少し離れたところに丁度いいベンチが設置されていたのだ。 

 20年以上も前、関東に住んでいたころ、松戸市役所の「すぐやる課」が話題になったことがあったが、それを思い出した。乗客がベンチを利用しているところの報告と、西之表市役所の素早い対応に、お礼の電話をした。

 

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ハイビスカスの源平咲き

 Img_8239 我が家の庭には、一本の木に白と赤の花を咲かせるハイビスカスがあります。4~5年前のことですが、白い花に混じって、白と赤(ピンク)半々の花が咲いているのを見て、突然変異かもと考えていたのですが、今年は一凛丸ごとピンクの花が咲いていたのです。

 これは、ことによったら珍百景ではないかと、ネットで検索してみましら、梅の木を始め「源平咲き」という現象が多くあるとImg_8240 記されていました。そこで源平咲き一覧の画像を見たのですが、白とピンクが混ざっているような花が多く、紅は紅、白は白移植ではっきり分かれている花はあまり見かけませんでした。となると、テレビ番組にでも投稿する価値があるのではないかという野望が、一旦は頭をよぎりました。

 ですが、源平咲きという現象が広く知れ渡っているのなら、まずは採用されることはないだろうとも考えました。そしてさらImg_8244 に、万が一放映でもされ、もし全国からどっと押しかけられるような事態になったら、老夫婦にはとても対応できない……という、とんでもない妄想にもかられ、結局はブログで見てもらうだけで十分、ということに落ち着いた次第です。

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サンダンカと蝶

 Img_8226_20200720170901 梅雨明けを思わせる晴れた日の夕方、黒いアゲハ蝶がサンダンカの蜜を吸いに来た。大急ぎでカメラを構える。だいぶ前の話だImg_8234 が、黒い蝶と見ればクロアゲハと決め込んでいた私に、友人がナガサキアゲハでしょうと教えてくれた。

 ナガサキアゲハの姿を、母家の縁側に腰掛けながらカメラで追っていたら、ふと先日の夜、亡き母の夢を見たことを思い出した。母はちょうどいま私が腰かけているところに腰掛け、背中を丸めて庭を眺めていた。母は一人静かに庭を眺めているのが好きだった。

 Img_8235 そういえば母は何でも丸く刈り込むのが好みだった。サンダンカの左隣のさざんかも半円を描いているし、縁側の目の前のオガタマも丸められている。それらを改めてみていたら、そうだ、母はこの庭を見に来ていたのだ……と気が付いた。そして今も、アゲハ蝶に姿を変えて、サンダンカの周りを舞っているに違いない……。

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梅雨を彩る花々

 Img_8180 そろそろ梅雨明けかと思わせるような晴れた日、我が家の庭では、この時期の花が咲いてます。Img_8162日日草(ニチニチソウ)紫君子蘭(アガパンサス)玉すだれ(ゼフィランサス)たちです。

 種子島も駐車場のあるスーパーストアが幅を利かしていますが、商店街にはわずかでではありますが、開いている店もあります。そんな店を見ると、古き良き時代の名残を感じ、つい応援をしたくなります。

 Img_8166 カミさんに花の名前を問えばニチニチソウ、アガパンサス、ゼフィランサスと片仮名で答えますが、古いタイプの私からすれば、せっかく日日草、紫君子蘭、玉すだれという和名があるのだから、その方が種子島には似合うのではないか……そんな気がしました。

 予報では明日からまた雨の日が続きそうです。花弁から雫を滴り落としながら、花たちは梅雨を彩ってくれます。

 

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月下美人が10輪

 Img_8142 狭い庭ながら3カ所に点在する月下美人が、一気に10輪まとめて開花した。

 Img_8137 9時ごろに様子を懐中電灯で照らしてみる。まだ三分咲き程度だ。

 十時過ぎ、もうそろそろ開花するだろうと外に出た。咲いていた。

 カミさんに懐中電灯で照らしてもらい、シャッターを切る。左足に力のはいらない私は、丸椅子に腰かけての撮影だ。位置を変えるときはカミさんに椅子を移動してもらい、夜中の庭をあっちに行きこっちに移動。老夫婦にとっては大仕事だったが、何とか全部撮ることができた。

Img_8134  これまでも毎年咲いてはいたが、2輪だったり3輪だったりの散発で10輪もまとめて咲いたのは、我が家にとっては初めての珍事だ。

 千葉県の船橋市に住む娘に早速メールで連絡した。「是非写真を送って」と返信が届いた。

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アカプルコ

 Img_8112 外は雨、母家の縁側からガラス戸越しに庭を眺める。

 門柱の手前にカサブランカに似たピンクの花が、雨に濡れながらもシャキッと咲いている。

 午後2時過ぎ、傍らで届いたばかりの新聞に目を通しているカミさんに尋ねる。(ちなみに種子島の新聞は正午過ぎに到着すImg_8114 るフェリーに積まれて届くので、それから配達されるため、我が家に到着するのは午後2時を過ぎたころになる)

「ここから見えるピンクの花の名前はカサブランカの仲間なのかい?」

「あれはね、カサブランカと同じ百合の仲間で、アカプルコというのよ」

 Img_8117_new_new 花の名前に疎い私に対して、教師のような口調で答える。

「百合の仲間はコーンなに沢山あって、カサブランカもアカプルコもその仲間なの」

 カミさんは新聞から離れて立ち上がり、両手を広げて大きな円を作った。

 地理にも疎い私だが「アカプルコという地名をきいたような気がするんだがなあ」というと「アラ、よく気が付いたわね。原産地がメキシコ南部の太平洋岸にあるアカプルコという港湾都市なのよ」

 花と地理が得意の分野だと自認するだけあって淀みがない。

 梅雨空の下で咲く花を一緒に眺めながら、高くもない鼻をうごめかすカミさんだった。

 

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フラワームーン

Img_8059_new  深夜零時過ぎ、隠れ部屋風に出っ張った四畳半に立ち寄ったカミさんが「わー、すごい」と歓声を上げた。私も引き返してきて覗いてみた。月光に照らされた畳がくっきりと浮かび上がっている。晴れ上がった夜空には、満月が光り輝いていた。

 「5月の満月をフラワームーンというんだよ」ウエブで仕入れたネタを披露する。「パソコンで調べたんでしょう」カミさんはお見通しだ。

 早速カメラを持ち出して撮った。これまでにも名月など満月は何度か撮ったことがあるが、みな同じに見える。それでも、フラワームーンの存在を知っただけでも収穫だ。

 「こんなにきれいな満月を見たのは初めてよ。それに部屋の中から見られるなんて最高、種子島に来てよかったでしょ」と、ここでも種子島をPRするカミさんだった。

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札幌のアマリリス

 Img_8050 母家の玄関先に白地に薄いピンクの筋が縦に入っているアマリリスが咲いている。このアマリリスは種子島に移住する前年に、札幌で買い求めた球根を持ってきたものだ。23年も前の話になるが、それ以来毎年咲いてくれている。札幌の地下の商店街で買い物をした時のことなどを懐かしく思い出した後、西之表市内のアマリリス巡りをしてみようかという話になった。

 そこで、老夫婦にとって、ただ家にじっとしているのでは足腰が衰えるだけだから、車にでも乗って市内を巡ってみようというImg_8046 ことになった。車に乗っていると空腹になるということは、体が揺れるだけでも、少しは運動になっているのだろうと自画自賛。

 ハイビスカスがいつでも咲いている種子島。そんな西之表市の皆さんは花で飾るのが好きだ。今は市内とは言わず農村の方を回っても、家々には色とりどりのアマリリスが咲き乱れている。カミさんは目にする度に「わーキレイ」を連発する。

 新型コロナが暴れ回っている今、離島に住む老夫婦のささやかな楽しみではある。

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お猫様と私の間柄

 Img_7721_20200430162701 我が家には牡7歳、茶トラのメインク-ン系デカ猫・イークン様が君臨している。4歳のころガラス戸を自分で開けることをマスターしたのだが、開けっ放しのため冬などは部屋が冷える。そこで、鼻先で押し開ける専用の出入り口を設置した。初めのうちは利用していたのだが、最近はそこから出るのは面白くないらしく、ガラス戸の手前で振り向いて「開けてくれ」と私を呼びつける。

Img_7723  そしてお腹を空かして帰宅した時は、自分の入り口を押し開けて入って来て「俺は腹が空いているのだ」とキャットフードを請求する。もたもたしていると目の前に来て私の顔を睨みつけ「早く食べさせろ」とばかりに「ゴアン」とわめく。

 彼の食卓にはカミさんの方が私より近くにいるのだが「ほら、イークンがゴハンだってよ」と私をせかせるから、イークンはそれをいいことに私に噛みつく。これが昼食の場合は、食べ終わったら私から奪った籐椅子で、両手両足を天井に向けておやすみにImg_7728 なる。それから5時間ほど寝て暗くなってから外出だ。その時にはいつのまにか自分のドアから出ていく。お帰りは夜中の11時ころになる。

 この時はまずカミさんに「ただいま」と優しく体を摺り寄せたあと、食卓の前に座り、目を細めて私の顔を見つめ、無言で食事の催促をする。これがイークンと私の日常である。

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